防犯カメラを長く安定して使うために知っておきたい情報
販売会社ご担当者様
いつも格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
IPS株式会社製品部より、皆さまのビジネスをサポートする情報をお届けいたします!
今回は、防犯カメラの故障しやすい原因と、屋外設置で重要な耐久性能についてまとめました。
故障しやすい原因ランキング
🥇第1位:電源・配線トラブル
- 電源アダプタやケーブルの劣化、接触不良
- 症状:映像が映らない/途切れる
提案ポイント: 定期点検、防水処理、電圧チェックで予防可能
🥈第2位:レンズ・センサーの劣化
- 熱や湿気による曇り、赤外線LEDの影響
- 症状:映像がぼやける/色が不自然
提案ポイント: 防湿仕様モデルやクリーニングを組み合わせて長寿命化
🥉第3位:録画装置(NVR/XVR)の障害
- HDD寿命、停電・落雷による故障
- 症状:録画が残らない/再生エラー
提案ポイント: HDD定期交換(2〜3年)でリスクを低減

➡ TOP3だけで全体の 7割以上 を占めています
防水・防塵性能と価格の関係
屋外設置で特に重要なのが 防水・防塵・耐環境性能 です。
一般的に「価格が高い=耐環境性能が高い」傾向があり、その理由は:
高精度シール設計(Oリング・特殊ガスケット)
耐食素材(SUS316L、耐UV樹脂、防食塗装)
IP66/67・IK10・塩水噴霧試験など認証試験コスト
内部結露防止やコーティングなどの追加対策
例
エントリーモデル → IP66対応、一般屋外用
ハイエンドモデル → IP67対応、防水・防塵、屋外設置や雨風・ほこりにも強い
海沿い・河川・工場などでは、高耐環境モデルの方が結果的にトータルコストを抑えられる ケースが多いです。
営業提案時のポイント:環境に合わせた最適機種選定が重要
住宅・オフィスビルの屋外エントランス
コスト重視で IP66対応のエントリーモデル が最適。
雨風対策をしつつ、価格帯を抑えた提案ができます。

河川・海沿い・工場など過酷環境
👉 IP67・耐塩害仕様のハイエンドモデル を推奨。
塩害・湿気・粉塵に強く、結果的に修理・交換コストを削減できます。
24時間稼働の監視センター・商業施設
👉 HDD耐久性の高いNVR を選定。
長期稼働で安定した録画環境を提案できます。
夜間が多い現場(駐車場・倉庫など)
👉 赤外線モデルやAIカラーモデル を選定。
夜間映像の鮮明さで、実際のトラブル解決力が上がります。
💡 このように「現場環境 × 機種特性」を踏まえた選定が、
お客様にとって“長期的なコスト削減”と“安心感”につながります。